PHIROSOPHY

ARCHINATURE =「自然」+「建築」

アトリエ137 では、自然と共生する建築を目指しています。
屋上緑化や地中に埋設する手法に頼らず、もっと純粋に古来より伝わる日本的な自然なやり方で、
自然環境のなかで美しい建築、人にやさしい建築のあり方を追究しています。

どこの場所に建つにせよ、風景に馴染むことが、大切だと思っています。

光が取り込み方。
遮り方。

風が心地よく抜けていくこと。

薪ストーブや暖炉。
家のなかに火があると楽しいですね。

キッチンや洗面、お風呂。
水回りが、気持ちよいと

木の家。
無垢材。

珪藻土やしっくい。
調湿効果のある素材が室内の環境を整えてくれます。

ガラス

外と内をつなぐもの。
視線の通し方。
遮り方。

しかけ

引込戸があると、空間のシーンを変えてくれます。

家づくりに対する考え

記憶としての家づくり ~MEMORY~

誰でも幼い頃の記憶を心の奥にしまい込んでいます。
柱のキズや屋根のあいだから見える空の色、窓ガラスをつたう雨の雫。。。。
そんな記憶をずっと持ち続けていたい。 家は人が成長する場所。安らぐところ。
そこに帰れば、幼い頃のやさしい気持ちになれる。
そこで暮らす人にとって、そんな家になればいい。
だから家は明るく、楽しく、気持ちよく。

きっと家づくりも人生も同じ。

気持ちよい空間づくり ~COMFORTABLE~

家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。
住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。
光や風に包まれる家。 触るとあったかい家。 木や土などの自然素材に囲まれる家。 住み続けるごとに味わいが深まる家。 内と外がつながる家。 家族が集まる家。 訪れる人に語りかける家。 街並みに溶け込む家。 歴史や文化、伝統を昇華する家。

家は買うものではなく、つくるもの。
自分だったら、どんな家をつくりたいですか。どんな家をつくりますか。どんな家で暮らしたいですか。どんな家で暮らしていきますか。

考えるだけで楽しくなる。

それが私たちの家づくりです。

三者の協働 ~COLLABORATION~

家づくりは建て主、建築家、そして施工者、この三者の協働です。
建て主の方だけでなく、それぞれがそれぞれの思いを込めて、家づくりにあたります。
これができたときに本当によい家ができるのだと思っています。
そんな人たちの思いが込められた家。

これが私たちの家づくりです。

デザインコンセプト ~DESIGN CONCEPT~

建築家として、「日本的な空間表現とは」を常に考えています。
和風という意味ではなく、「わび」「さび」に代表されるような・・光と影、四季の移ろい、日本人の根底に流れる独特の空気感みたいなもの。
ビールやコーラのCMなどでも、古い民家がよく使われたりしています。なつかしい感じがしたり、気持ちよさそうだったり (そう思いませんか?)
そういう感覚を自分なりの解釈で、現代社会での暮らしにも、しっくりと馴染むように空間を表現していくことを目指しています。

記憶としての家のつくり方 ~HOW TO~

ここまで自分の考え方を知っていただきたいといろいろ書いてきましたが、はてさて、実際どういう風に設計していってるかなぁと考えると、もっと感覚に近いところから始まっていることに気づかされます。
もちろん建て主の方のご要望が一番。これをお聞きしなければ何も始まりません。敷地を拝見させていただいて、具体的な作業がスタートします。

一応事務所に行って、机の前に座って、あれやこれやと考えます。でも何か違う。そんなときは散歩をすることが多いです。または、散歩のようなもの。
ようなものとは、歩きだけなくて、ときに自転車だったり、電車に乗って少し遠くに行くことも。公園のベンチでゴロっとしたりしながら、春には新緑や若葉のにおい、夏の強い陽射し、秋風にそよぐ枯葉、冬の木枯らし。雑踏の中を歩いている人たちの雰囲気だって、やっぱりどことなく違っていて、東京にいても、それなりに季節を感じられたりするんです。
手っ取り早く自然を感じられる。東京の自然は四季を感じること。散歩は楽しいんです。
狭い路地があったり、夕飯のにおいが漂って生活感ありありの雰囲気とか、家の前に植木が並んでいて、夕方になると水をあげていたり。

今更ながら、思います。

日本は四季のある国。日本人はそれを愉しむ感性をもっています。
私たちが暮らす家は、もともとそういう構造をもっているはずなんですが、どうもそれをさせないような住宅がどんどんつくられていて、散歩なんかしていると、かえって古いお宅のほうが「気持ちよさそうで、いいね」みたいなこともしばしばです。
悪いクセで話がそれてきました・・(汗)
とにかく散歩しながら、想像するんです。敷地も何度も見ます。写真を撮っていれば、それも何度も眺めます。
想像力をかき立てるというわけでもないんですが、やっぱり何度も。
でも、どんな建物にするか、第一印象で、ほとんど決まっているんです。建て主の方のご要望がどんなことかによって、いくつかあるイメージの中からチョイスする。そんな感じ。決め打ちです。

そうは言っても、簡単にまとまるはずもなく、だから散歩したり。敷地には機会があるたびに何度も訪れます。それから、この最初のイメージ・・
面白いもので、建て主の方も漠然と似たようなことを考えてたりしていることが多いんです。
やっぱり「敷地が語る」ってことがあるんですねぇ。
結局私たち設計者は、2つの声を聞いて、それを形にすることなんだと思います。
ひとつはもちろん「建て主の方のご要望」。

もうひとつが「敷地が語るもの」。

「窓はこっちを向けてよ」「入口はここからにして」「この土地に馴染むシンプルな形にしてよ」「自然の素材でつくってね」とか。

「こうしたい」「ああしたい」。。。家づくりには絶対に欠かせません。
でも、それだけでない何かを感じてみてください。風が語りかけてくれるかもしれません。

これから家づくりをされるかた。
ぜひ、そんな声にも耳を傾けてみてください。

もし聞こえたら、私にも教えてください!

CONCEPT

コンセプト

atelier 137 Architectural Design Office

CONCEPT 5 KEYWORDS

NATURAL 自然

自然であること。 素材のことだけでなく。 構造のこと。耐久性のこと。日当たりのこと。風のこと。 空間のこと。 すべてにおいて、無理なく、無駄なく、自然なことを大切にしています。

SIMPLE 明快

シンプルであること。簡素であること。貧素とは違う。分かりやすく。出来るだけ単純に。 表面に見えてくるデザインだけでなく、構造や設備など、すべてにおいて明快に。

COMFORTABLE 快適

気持ちよいこと。心地よいこと。快適であること。 風だったり、光だったり、四季の変化だったり。狭かったり、広々してたり。 そして、美しいこと。 見てきれい。歳を重ねて、きれい。 豊かなこと。物質的でない。

DAINAMIC 躍動

大胆かつ繊細に。家の象徴? 大きな柱とか、梁とか、吹抜けとか、白い壁とか、モザイクタイルとか。 住まい手の特徴を「家づくりに反映させたい」そんな思い。。。

ROOTS 根源

動物であること。人間であること。日本人であること。 日本人は自然と上手に付き合いながら、独自の文化を築いてきました。 花を愛でるだけでなく、その散りゆくさまに真の美しさを見出しています。 それは終わりがあるということ。それは永遠。。。

PROFILE

プロフィール

鈴木 宏幸Hiroyuki Suzuki

Post アトリエ137 一級建築士事務所 主宰
License 一級建築士 第323728号
Birthday 1971年
Birthplace 栃木県宇都宮市
Career

1993年 芝浦工業大学建築工学科卒業

1995年 芝浦工業大学大学院修士課程修了

設計事務所勤務を経て

2003年 アトリエ137創業

 Interview

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コノイエ インタビューはこちら ≫

Message

住宅を設計するとき、「ひとつ屋根の下」的な感覚を大切にしています。
仕切られた部屋の集合体ではなく、大きなひとつの空間の中にいるような家…
よい住まいとは、そういうものではないかと思っています。

田原 由紀子Yukiko Tahara

Post 主にキッチン、造作家具を担当。 女性の視点を家づくりに。
License 一級建築士 第241933号
Career 2000年 リブコンテンツ創業 2002年 株式会社リブコンテンツ設立

鈴木 里汰Rita Suzuki

Post 日常の業務は主に代表のご機嫌取り
Birthday 2008年
Birthplace 東京都世田谷区